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膝の痛み、こんな症状でお悩みではありませんか?
- 階段の昇り降りが困難
- 長時間の歩行や立ち仕事で痛みが増す
- 正座ができない
- 膝に水がたまる感覚がある
- 膝が急に折れる感覚がある
- 膝を動かすとひっかかり感や音がする
- 朝起きた時に膝がこわばる
- 膝の内側や外側に痛みがある
これらの膝の痛みや不調でお悩みの方は、まずは大島整形外科にご相談ください。
膝の痛みについて

膝痛は、膝関節周辺に生じる痛み全般を指し、膝関節痛を含む広範な症状群です。膝が痛む原因と症状は人によってさまざまで、平地を歩いている時、階段を昇降している時、膝の内側や裏側が痛む、または休息時にも痛みを感じるなど、痛みの感じ方には個人差があります。
整形外科において、膝痛の背景には代謝性疾患、リウマチ性疾患、腫瘍性疾患、外傷性疾患、そしてそれらが引き起こす変性疾患など、多岐にわたる原因が存在します。このため、患者さまお一人ひとりに合わせた丁寧な問診と診察が非常に重要です。
また、膝の痛みは放置すると歩行困難や寝たきりといった深刻な状態を引き起こす可能性があるため、しっかりと検査をして治療をすすめることが大切です。
膝痛の治療において最も重要なこと
膝痛の治療において最も重要なのは、まず原因を特定することです。その上で、症状に応じた適切な治療を選択します。症状に応じた治療法を見つけるために、ご自分の膝の痛みについて知り、しっかりと医師に伝えましょう。
膝の痛みを引き起こす代表的な疾患
変形性膝関節症
加齢や過去の怪我が原因で軟骨がすり減り、膝関節が変形してしまう進行性の疾患です。日本では約2500万人が患者とされ、特に高齢者や女性に多く見られます。
変形性膝関節症の症状
初期段階では、動き始めに痛みを感じる程度ですが、病状が進むにつれて痛みが慢性化し、階段の昇降や正座が困難になります。最終的には膝の伸展が不完全になることもあります。
変形性膝関節症の治療
初期段階では物理療法や運動療法、痛みを軽減するための薬物療法が主に用いられます。進行した場合は、関節注射や最終的には人工膝関節置換手術が検討されることもあります。
関節リウマチ
全身の関節に慢性的な炎症を引き起こす自己免疫疾患で、膝だけでなく多くの関節に影響を及ぼします。
関節リウマチの症状
初期には非特異的な全身症状が現れますが、関節の腫れ、痛み、こわばりが特徴的です。進行すると関節の変形や機能障害が起こり、日常生活に大きな支障をきたします。
関節リウマチの治療
病状の進行を遅らせるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、疾患修飾抗リウマチ薬(DMARDs)、生物学的製剤などが用いられます。また、リハビリテーションも重要な治療の一環です。
半月板損傷
膝関節の半月板というクッション材が、外力や老化によって損傷することで起こります。スポーツ選手や高齢者に多く見られます。
半月板損傷の症状
膝の屈伸時に痛みが生じ、重度の場合は膝がロックされる感覚や、膝が急に折れる感じがすることもあります。階段を昇る際に特に痛みを感じることが多いです。
半月板損傷の治療
軽度の場合は保存的治療(安静、冷却、圧迫、挙上)や物理療法、運動療法が有効です。症状が重い場合は、関節鏡を使用した半月板修復術や切除術がおこなわれることがあります。
当院の膝痛診断と治療
膝痛の診断と検査
当院では、問診と触診を基に膝痛が整形外科的なものかを判断した上で、必要に応じてCT、MRIなどの検査を順に進めて診断をおこないます。しばしば患者さまからは、「他院でレントゲンでは変形性膝関節症と診断されたが改善しない」との声を聞きます。しかし、レントゲンでは軟骨や半月板など、膝痛の一般的な原因を捉えることはできません。
変形性膝関節症や半月板損傷が疑われる場合
超音波検査をおこない、膝だけでなく腰や股関節、姿勢なども評価します。痛みの根本的な原因を突き止めるためには、これら全ての要素を検討する必要があります。また、筋肉の緊張や炎症が原因で痛みが生じている場合には、徒手療法や運動療法、温熱療法などの治療をご提案します。
当院の膝痛治療

当院では、患者さまお一人ひとりに最適な治療をご提供するために、細心の注意を払っています。膝痛の原因と痛みの感じ方は人それぞれ異なるため、一人ひとりと丁寧に向き合い、個別の治療計画を立てています。治療効果は個人差があり、速やかに改善する方もいれば、時間が必要な方もいます。そのため、患者さまお一人おひとりに寄り添った治療を心がけています。
膝の痛み予防と自己ケアについて
膝の痛みを予防し、症状を緩和するためには、日常生活での心がけが重要です。次のポイントを参考にしてください。
- 過剰な体重は膝関節への負担を増加させるため注意をしましょう
- かかとから着地し、膝に負担をかけない歩き方を心がけましょう
- 太ももの前後の筋肉(大腿四頭筋とハムストリングス)を鍛えることで膝をサポートできます
- 膝周辺の筋肉の柔軟性を保ちましょう
- クッション性が良く、安定した靴を選びましょう
- 準備運動をしっかりおこない、徐々に運動強度を上げましょう
当院では患者さまの膝の痛みの原因を総合的に診断し、最適な治療法をご提案いたします。膝の痛みは早期治療が重要です。お気軽にご相談ください。
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