首の痛み

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このような症状がある場合は、早めに当院にご相談ください

  • 交通事故や転倒後に首に痛みがある
  • 頭痛、感覚のしびれや弱さ、ピリピリとした痛みがある
  • めまい、気持ち悪さ、嘔吐が起きる
  • 腕、肩、足の感覚が鈍くなる、またはしびれを感じる
  • 腕や足の力が落ちる
  • 運動をしていると首が一段と痛む
  • 寒気がする、熱がある
  • 飲み物や食べ物を飲み込む際に痛みを感じる
  • 突然の大量の汗をかく、または夜間に汗をかく場合
  • 息苦しさがある
  • 腕や顎に痛みがある
  • 眠気が抑えられない
  • 思考が混乱し、情報処理が難しい
  • 排尿や排便に問題がある
  • 数日経っても症状が改善しない

首の痛みとは

首の痛みとは

首の痛みは成人の約10~20%に見られる一般的な症状で、女性に多く発症し、年齢と共に発生率が上昇します。その原因は多岐にわたり、肉体的負担、不良姿勢、外傷、ストレス、変形性関節症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどが含まれます。
場合によっては、首の痛みが重篤な病態を示唆する可能性もあるため、持続する痛みや悪化する症状がある場合は、専門医による診断が重要です。

首の痛みの原因とその伴う症状

加齢による身体的変化が原因

年齢を重ねるにつれて、頚椎や椎間板が劣化することがあります。

このような症状が現れることがあります
変形性関節症 関節の軟骨がすり減り、骨と骨がこすれ合うことによる痛み
脊柱管狭窄症 脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることによる痛みやしびれ
椎間板
ヘルニア
椎間板の内部物質が突出し、神経を圧迫することによる痛み

身体への負担が原因

日常生活やワークスタイルに関連する次のような要因が首の痛みを引き起こすことがあります。これらは首の筋肉や構造に過度な負荷をかけてしまうために痛みの原因となることがあります。

  • 反復的な動作や過度の運動
  • 長時間の不良姿勢(猫背、デスクワークなど)
  • スマートフォンの長時間使用(いわゆる「スマホ首」)
  • 重い荷物の持ち運び

外部からの衝撃による怪我が原因

むち打ち症 交通事故などで首が急に前後に揺さぶられることによる損傷
スポーツ外傷 コンタクトスポーツや転倒による首への衝撃
労働災害 仕事中の事故や過度な負担による怪我

これらは脊髄の筋肉、靭帯、椎間板、関節、神経を傷つけてしまうことでさまざまな痛みを引き起こします。

精神的ストレスが原因

ストレスや精神的圧迫感も首の痛みの原因となることがあります。

  • ストレスによる筋肉の緊張
  • 不安やうつ状態による身体症状としての痛み
  • 睡眠障害による筋肉の回復不足

首の痛みと連動する症状

首の痛みと連動する症状

首の痛みはさまざまな症状が伴うことがあり、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

こわばりや硬直

首の筋肉が過度に緊張することにより、このような症状が現れることがあります。

  • 首が硬く感じる
  • 首を動かしにくい
  • 特に朝起きた時に強く感じる硬さ

激しい痛み

首の構造的な問題や筋肉の緊張により、このような痛みを感じることがあります。

  • 刺すような鋭い痛み
  • 焼けるような感覚
  • 動作に伴って増強する痛み

急性と慢性の首の痛み

首の痛みの持続期間による分類

急性の痛み 突然発症し、通常は数日から数週間続く
慢性の痛み 3ヶ月以上続く長期的な痛み

首の痛みが関係する身体症状

首の痛みは、単独で発生するだけでなく、他の身体的症状を伴うことがあります。

頭痛

  • 後頭部から始まる頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 片頭痛の誘発

筋肉のこわばり

  • 首の筋肉群
  • 肩の周囲
  • 背中の上部

運動範囲の制限

  • 首を回す際の痛みや制限
  • 首を左右にひねる際の困難さ
  • 首を前後に曲げる動作の制限

放散痛

  • 肩への放散痛
  • 腕へのしびれや痛み
  • 指先までのピリピリした感覚や痛み

首の痛みの検査

問診と身体検査

  • 首に関する既往歴
  • 首への負担の有無(仕事内容、スポーツ活動など)
  • 痛みの具体的な状況(発生時期、位置、持続時間、痛みの程度)
  • 首の動きの範囲チェック
  • 痛みや硬直が感じられる部位の確認

画像検査と専門検査

必要に応じて、以下のような画像検査や専門検査を実施します。特に当院では、その場でエコー検査を実施。痛みの特定を的確に探し出し、徹底的に治療をおこないます。また必要な場合に緊急を要する場合には、当日にMRI検査もおこない早期の診断に努めます。

首の痛みの原因を正確に特定し、適切な治療方針を立てるための検査の一例
検査名 目的 検査内容
X線検査 骨折や関節炎などの骨の異常を確認 首の骨格構造を撮影
MRI検査 脊髄、神経、軟部組織の詳細確認 強力な磁気を用いた詳細画像撮影
CT検査 骨の詳細な状態確認 X線を使った断層撮影
電気生理学的検査 神経機能の評価 神経伝導検査、筋電図検査など

※表は左右にスクロールして確認することができます。

首の痛みの治療

首の痛みの治療方法は、原因や症状の重症度によって異なります。当院では患者さまの状態に合わせた最適な治療をご提供しています。

薬物療法

炎症や痛みを抑制するための薬物療法をおこないます。

  • 非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェンやナプロキセンナトリウム)
  • アセトアミノフェン
  • 必要に応じた鎮痛剤

筋弛緩剤

筋肉の緊張を緩和し、痛みを減少させるための薬を処方します。

  • 筋肉の過緊張を和らげる薬剤
  • 痛みの悪循環を断ち切るための治療

理学療法(リハビリテーション)

首の筋肉の柔軟性を高め、痛みを緩和するための理学療法を提供します。

  • ストレッチ指導
  • 筋力トレーニング
  • 牽引療法
  • 物理療法(温熱、超音波など)

手術

保存的治療で改善が見られない場合や、神経症状が強い場合には、手術を検討することがあります。当院では、提携医療機関に速やかにご紹介をおこない、術後もしっかりとサポートいたします。

  • 神経根や脊髄への圧迫解消手術
  • 頚椎固定術
  • 椎間板ヘルニア摘出術

ご自宅でおこなうセルフケアも大島整形外科にご相談ください

首の痛みは、治療と並行して、ご自宅でできるセルフケアも大切です。当院では、次のようなセルフケア方法についてもサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

  • 日常生活やデスクワークでの正しい姿勢
  • 筋肉の柔軟性を高めるための安全なエ首や背中のストレッチ
  • 長時間同じ姿勢を続けないための工夫
  • 首への負担を減らす枕の選び方や寝る姿勢

大島整形外科では、患者さまお一人ひとりの状態に合わせたセルフケア方法をご提案し、回復をサポートいたします。首の痛みでお悩みの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

072-622-0345