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- スポーツ外傷・障害
スポーツを愛する方へ、こんな症状はありませんか?
- スポーツ中や後に関節や筋肉に痛みがある
- 膝や足首が腫れている
- 肘や肩に違和感や痛みがある
- 以前のような動きができなくなった
- 投球動作で肘や肩に痛みがある
- ジャンプ後の着地で膝に痛みを感じる
- 急な動きで足首をひねった
- 運動後に足や膝の痛みが続く
- 疲れがとれにくく、パフォーマンスが低下している
- 同じ動作を繰り返すと痛みが出る
スポーツ整形とは

スポーツをする上で、怪我や体の故障は避けられない課題です。
スポーツ医学は、アスリートの怪我の治療や故障の予防に特化した、
幅広い知識と技術を備えた医学の専門領域です。
スポーツ整形外科は、スポーツに関連する外傷や障害に深い理解を持つ専門医とスタッフが、アスリートの支援をおこなうための診療科です。
スポーツの特性を踏まえ、スポーツ医学の基に立った経験豊富なアプローチで、選手の怪我や故障の治療、さらには予防にあたります。
大島整形外科では、医療的根拠に基づいたリハビリテーションや、測定機器を用いた客観的な評価を通じて、各アスリートが最高のコンディションでスポーツに取り組めるよう支援しています。
成長期とスポーツ
成長期の小中学生は、身長の急激な伸びと共に骨も大きくなりますが、筋肉や腱などの軟部組織の成長は比較的遅れがちです。この成長速度の差により、身体のアンバランスが生じ、スポーツ時の障害や外傷へとつながることがあります。
小児、学童期のスポーツ障害について
〇腰椎分離症の早期発見早期治療、(小)中学生のサッカーバレーボール野球の選手で3週間以上腰痛がある場合は腰椎分離症(疲労骨折)を疑います。MRIでの早期発見、早期治療で分離症を治癒できます。この年齢の腰痛ではMRIは必須検査です。
〇野球肘の健診予防と治療、健診では先ずエコー診断し、症状のある方はXP時にMRIも行います
〇乳幼児の股関節健診
〇側弯症の診断治療、毎週(火)側弯症外来行っています。(瀬本喜啓先生)
野球
野球肩
投球時の負荷によって肩関節に障害が発生します。反復的な投球動作により、肩の関節包や筋肉、腱に炎症や損傷が生じます。
症状 |
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治療法 |
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野球肘
投球による肘の障害。肘の外側・内側・後方に分けられ、部位ごとに損傷が異なります。特に成長期の選手に多く見られます。
症状 |
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治療法 |
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サッカー
オスグッド病
膝の過剰な使用による症状で、特に小中学生に多く見られます。成長期に膝蓋腱の付着部に炎症が生じる障害です。
症状 |
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治療法 |
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フットボーラーズ・アンクル
足首の骨同士が衝突し、障害が生じる症状。足首の前部に骨棘(こつきょく)が形成され、痛みや可動域制限が生じます。
症状 |
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治療法 |
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テニス
テニス肘
ボールを打つ際の負担により、肘や手首に炎症が生じる障害です。肘の外側の筋肉や腱の付着部に炎症や小さな断裂が生じます。
症状 |
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治療法 |
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バスケットボール
足首の捻挫
運動中の転倒や不意の動きで足首をひねり、痛みや腫れが生じます。足首の靭帯が伸びたり断裂したりする怪我です。
症状 |
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治療法 |
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ジャンパー膝
膝関節の屈伸動作により発生しやすい症状。膝蓋腱の炎症や小さな断裂が生じる障害です。
症状 |
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治療法 |
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ゴルフ
ゴルフ肘
肘の内側に負担がかかり、炎症が生じます。スイング動作による肘の内側の筋肉や腱の炎症です。
症状 |
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治療法 |
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卓球
靭帯損傷
足首の靭帯が損傷する症状。適切な固定と安静が必要です。急な方向転換や着地時に発生しやすい怪我です。
症状 |
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治療法 |
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バレーボール
アキレス腱の断裂
急激な動きによるアキレス腱の損傷。手術治療が必要な場合もあります。ジャンプやダッシュの際に発生しやすい重篤な怪我です。
症状 |
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治療法 |
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陸上競技
肉離れ
筋肉が断裂することで起こる障害。主に太ももやふくらはぎで見られます。急な加速や方向転換時に発生しやすい怪我です。
症状 |
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治療法 |
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疲労骨折
同じ動作の繰り返しによる骨の微小な損傷。長距離走などの繰り返し負荷がかかるスポーツで多く見られます。
症状 |
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治療法 |
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スポーツ外傷・障害の初期治療
スポーツ別の障害・外傷には、RICE療法での初期対応が推奨されています。スポーツ活動中の障害や外傷は、早期発見・早期治療が重要です。
RICE療法とは
RICE療法は、スポーツ外傷や軽度の怪我に対する初期治療法で、急性期の炎症や腫れ、痛みを軽減するために広く用いられています。
RICEは以下の4つの英語の頭文字を取ったものです。
Rest(安静) | 損傷部位にかかる負担を最小限に抑えるため、動かさず安静に保ちます。 |
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Ice(冷却) | 損傷した部位の炎症や腫れを抑え、痛みを緩和するために冷却します。通常は氷のうや冷却パックを使用し、直接肌に触れないようにタオルなどで包んでから患部に適用します。 |
Compression(圧迫) | 腫れを抑えるために、損傷部位を適度に圧迫します。圧迫バンドや包帯を使用し、締め付け過ぎないように注意します。 |
Elevation(挙上) | 血流を促進し、腫れを減少させるために、損傷部位を心臓よりも高い位置に保持します。 |
RICE療法をもっとも効果的におこなうために
RICE療法は、怪我をした直後から48時間以内に
おこなうことがもっとも効果的です
重度の怪我や改善が見られない場合には、医療機関での専門的な診断と治療が必要となります。
スポーツ外傷・障害の予防と自分でできるケア
スポーツ外傷や障害を予防するためには、日頃からの適切なケアと準備が重要です。
予防のためのポイント
適切なウォームアップとクールダウン
運動前のウォームアップと運動後のクールダウンを必ずおこない、筋肉や関節を適切に準備・回復させましょう。
正しいフォームとテクニック
各スポーツに適した正しいフォームやテクニックを身につけることで、不必要な負担を減らすことができます。
適切な休息と回復
十分な休息は怪我の予防に不可欠です。過度なトレーニングは避け、体に回復の時間を与えましょう。
筋力バランスと柔軟性の向上
全身の筋力バランスを整え、柔軟性を高めることで、怪我のリスクを減らすことができます。
適切な装備の使用
スポーツに適した靴やプロテクターなどの装備を使用しましょう。
定期的なチェックと早期対応

違和感や痛みがあれば、早めに専門医に相談しましょう。
当院では、スポーツに関連する様々な外傷や障害に対して、専門的な診断と治療をご提供しています。アスリートの皆様が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、そして健康にスポーツを続けられるよう、しっかりとサポートいたします。スポーツ活動中に痛みや違和感を感じた場合は、早めにご相談ください。