ドクターズインタビュー

  • HOME>
  • ドクターズインタビュー

1990年の開業以来35年にわたり地域医療に貢献してきた大島整形外科。早期から最新医療機器を積極的に導入し、迅速かつ正確な診断と多様な治療法で患者さまに寄り添う医療を実践しています。院長と副院長それぞれの異なる診療アプローチを活かしながら、整形外科の枠を超えた総合的な医療サービスを提供する同院の魅力についてお二人にお話を伺いました。

クリニックの歴史と特徴

院長先生はこの場所でどれくらい診療されているのですか?

院長
院長
院長

当クリニックは開業から35年の歴史があります。平成2年、西暦でいうと1990年4月に診療を開始しました。当初は隣接地で診療をおこなっておりましたが、平成8年に隣の銀行の土地が空きたまたま声をかけていただきこの場所に移転しました。

医師を目指したきっかけ

整形外科医を目指したきっかけは何ですか?

院長
院長
院長

小さいころからスポーツをしていていたので、整形外科がスポーツに関連しているからです。スキーをよくしていました。京都出身で中学生のころ比叡山人工スキー場によく行ったのを覚えています。高校、大学共スキー部に所属しスキーと医業と関連つけると整形外科医になろうと思ったのです。その後医局の依頼でスキー場の診療所で勤務もしていました。怪我人が多くて忙しかったのですが、患者さまに感謝され充実感を感じました。それらの経験も非常に役立ちました。

勤務医時代には手術ばかりしていました。当時珍しかった切断指手術で新聞にも取り上げていただいたのですが、顕微鏡を用いるマイクロサージャリーを得意としていました。開業してから今はほとんど外来専門医です。

副院長先生はどのようなきっかけで医師に?

副院長
副院長
副院長

医学への興味は幼少期から抱いており、さまざまな診療科を検討した結果、整形外科の学問的な奥深さと治療アプローチの多様性に魅力を感じました。初期研修終了後の専門選択では、皮膚科や形成外科なども視野に入れましたが、最終的に整形外科の診断技術と治療の幅広さに惹かれ、この道を選びました。

当院で診療を始めてからは、父の的確かつ迅速な診断技術に日々刺激を受けています。患者さまの症状背景にある原因を論理的に見出し、個々の状況に適した治療計画を立案する能力は、私自身も今後の医師としてもっと習得していきたい重要な技術だと考えています。

診断へのこだわり

設備面での特徴はどのようなものがありますか?

院長
院長
院長

設備的には各診察室にエコーを備えリアルタイムで診断出来ることと、MRI診断です。エコ-、MRIとも 平成8年、1996年頃に導入しました。当時MRIのある医院は少なく、大学病院レベルはあったものの、その後4~5年して一般病院でも普及してきました。

MRI導入の必要性はどこにあったのですか?

院長
院長
院長

整形外科がMRIなければ診断できないことが多くあります。症例によってはレントゲンのみの診断というのは、時に大きな落とし穴があります。当院では長年のMRI使用経験よりレントゲン検査のみで診断でいる例、MRIを撮る必要がある例を把握していますのでより的確な診断が可能となると思います。

早期診断についてはどのような取り組みをされていますか?

院長
院長
院長

まず初診でどれだけ迅速に正確な診断をするかです。
以前の大学病院等では症例により診断まで1、2週間かかっていましたが、当院ではMRI導入後は数日以内、早ければその日に正確な診断ができるようになりました。平成8年頃よりエコーを積極的に使用しています。レントゲンで異常が無くても、医者が診て手で触って(触診)少しでも異常があればエコーで確認します。頭から指先までエコーで診ることができ、少しでも情報を得、異常を発見する為にエコーを多用しています。

診断の流れは、
レントゲン→エコー→MRI
という順番です。
これで診断力向上は
確実と考えます。

特徴的な治療法はありますか?

院長
院長
院長

衝撃波疼痛治療が効果的です。足底腱膜炎のみならず、骨疾患、特に膝の骨壊死や骨折の癒合不全などに効果があります。放置すれば手術が必で要なケースでも衝撃波で治療きた例があります。骨癒合しやすくなるのです。大腿骨頭の初期の壊死や、骨粗鬆症による上下肢脆弱性骨折にも効果があります。

特徴的な治療法を詳しく見る

副院長
副院長
副院長

漢方薬もよく使います。割と漢方薬は切れ味がいいときもあって、慢性的に痛みに諦めている患者さまでも、全部治らなくても半分楽になったらすごく前向きになりますし、そういう後押しができたときはよかったなと思います。

患者さまへの想い

整形外科に来られる患者さまにどんな思いを大切に診察されていますか?

院長
院長
院長

この患者さまは一番どこが困っているのか、病気の診断も早くしなければいけませんが、一番困っていることを先に聞いてから、次の治療へと段階的に良くしていくようにしています。患者さまが何を目的として来たのかを探り出すのはちょっと難しいですね。そこを聞き逃さないようにしています。

副院長
副院長
副院長

病院に来ること自体、忙しい日々の中で難しい方も多いかと思います。お仕事が忙しい方やお子さまを優先される方、そして付き添いが必要な方などさまざまな事情を抱えていらっしゃることでしょう。だからこそ、来院いただいた際には、患者様の背景を考え、寄り添う気持ちで診療をおこなっています。

体外衝撃波疼痛治療で広がる治療の可能性

この治療はどのような症状に効果がありますか?

院長
院長
院長

足底腱膜炎や骨の疾患に非常に効果的です。膝の骨壊死や骨折の癒合不全など、通常は手術が必要とされるケースでも衝撃波治療により改善した例が多数あります。この治療法により骨の癒合が促進されます。大腿骨頭の初期壊死や骨粗鬆症による脆弱性骨折の初期段階にも有効性が認められており、早期治療をおこなうことで手術を回避できるケースも少なくありません。

スポーツ障害にも適用できますか?

院長
院長
院長

スポーツ選手には特に効果的な治療法です。成長期の子どもに多いオスグット病や各種膝関節障害に対して良好な結果が得られています。特に、「近い将来に大会を控えており、早期回復が必要」という運動部に所属する学生さんのケースでも優れた効果を発揮しています。

他院との違いはありますか?

院長
院長
院長

一般的な医療機関では足底腱膜炎に対する治療が中心ですが、当院では骨疾患への適用範囲を広げ、2,000例を超える実績を積み重ねてきました。即効性も特徴の一つで、治療直後から効果を実感される方も多く、歩行困難だった患者さまが治療後に自力で歩いて帰られるケースも少なくありません。

今後の展望

今後の展望をお聞かせください

院長
院長
院長

上階に新たに開業する内科と、当整形外科クリニックの連携により、地域の皆様により充実した医療サービスをご提供できると考えています。単な「1+1=2」ではなく、3以上の価値を生み出す相乗効果を目指しています。これからも地域医療の発展に貢献し、皆様の健康をサポートしてまいります。

副院長
副院長
副院長

当院ではMRI、超音波診断、体外衝撃波治療などさまざまな診断・治療オプションを揃え、多角的なアプローチが可能です。治療法も多様化しており、どんな症状でも「諦めない」という姿勢で、患者さまお一人ひとりに合った最適な医療をご提供できるよう努めていきたいと考えています。

メッセージ

ホームページをご覧の方へのメッセージをお願いします

院長
院長
院長

35年にわたり、この地で整形外科疾患を見続けてまいりました。20年以上前のレントゲン画像が残っている患者さまもいらっしゃるほど、長期的な視点でのフォローアップを大切にしています。
当院では、整形外科領域における四肢・体幹・頸部など全身のあらゆる疾患に対応し、確実な治癒を目指しています。重篤な疾患の早期発見から、難治性症状の効果的な治療まで、患者さまにとって理解しやすく、確実に症状改善につながる医療を今後も提供してまいります。

副院長
副院長
副院長

「このような相談をしても良いのだろうか」と迷われることなく、どのようなきっかけでも構いませんので、お気軽にご来院ください。皆様のお悩みに真摯に向き合い、ともに考えてまいります。

072-622-0345